外貨預金をする際には、手数料がリターンに大きな影響を与える場合が多いことを知っていましたか?
外貨預金は金利が比較的に高かったので、ゼロ金利に近い日本円と比べると、高いリターンが得られるとして、一時期非常に流行りました。ただし、そこには落とし穴となるような見えにくいリスクもありました。
それが両替時の手数料です。海外旅行へ行く際に、日本または行き先の空港でお金を行き先の通貨へ両替すると、必ず手数料が加わります。両替後のお金が思ったより少なかった経験は多くの人が持っているのではないでしょうか。
それと同じことが外貨預金でも発生します。最初に日本円から該当の通貨へ替える際、更に最後に該当の通貨から日本円へ戻す際と2回の両替手数料が発生するのです。
最近では手数料も安くなってきたり、銀行によって異なる手数料を付けていたりと、こちら側で選べるようになってきましたが、以前はアメリカドルであれば、だいたい片道1円の手数料が乗っていました。1万ドルの預金をするために、片道1万円、すなわち往復で2万円の手数料がかかるということになるのです。
1万ドル外貨預金して、1年の金利が4%だとすると、1年後に利息が4万円付くことになるのですが、そのうちの2万円は手数料として取られてしまう計算になるのです。預ける期間が短くなっても手数料が変わらないので、短いと手数料がもらえる金利に占める割合がどんどん大きくなってきますし、半年未満であればマイナスになったりもします。
更に、アメリカドル以外の通貨だと手数料は高くなる可能性が大きくなります。例えばニュージーランドドルですと1円〜5円と銀行によってかなりの幅があります。同じ銀行でも通貨によって手数料が違う理由は、その銀行がその通貨でどれほどの量の取引をしているか、が影響するからです。
どこの銀行でも最も取引量の多いアメリカドルは手数料が安く、取引量が少ないニュージーランドドル、カナダドル、イギリスボンドは手数料が高く設定されることになります。通貨の取引量が増えれば為替手数料は下がり、取引量が減れば為替手数料は上がると言う、いわば反比例の関係にあるのです。
外貨預金を考える際には、為替の変動リスクもそうですが、両替手数料にも注意を払い、リターンがきちんとリスクに見合うレベルであるかどうか判断してください。
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