外貨預金は日本の金利が低く抑えられたままで、海外通貨との金利差が大きかったために、日本の銀行に預金する場合と比較して金利収入が大きく得られ、これが外貨預金を推進する原動力となっていました。
日本の金利はバブル崩壊後ずっと低いままでしたが、好景気になってもほとんど上昇することは無く、サブプライムローンなどによる世界的な恐慌によりまた0%近くに戻ってしまいました。
普通預金の場合、低い金利に加えて、時間外取引や他の銀行との取引、休日取引などの手数料を考えると、銀行に預けるのも自宅に隠し持っておく、俗に言う「タンス預金」もあまり変わらないのでは、と思われるほどです。
外貨預金で主に対象となっていたのは、アメリカ、オーストラリア、さらにはユーロ等でした。オーストラリアに関しては、日本との金利差が一時期7%近くありました。
こうした国で外貨建てで預金をしていれば、日本での金利の10倍から20倍くらいの金利がついてきていたのです。
金利により大きく稼げたこと、FXのようなレバレッジが無いために、リスクがそれほど大きくは無かったこと、それとお馴染みの銀行などで簡単に手続きが出来たことなどから、一般に広がりました。
一時期テレビの宣伝など外貨預金が盛んに取り上げられていたので、よく知っている人も多いと思います。
ただしマイナス面もあります。まずは手数料の高さです。最近はFXとの兼ね合いから手数料が下がる傾向にあるようですが、一時期一般的だったのは、たとえばアメリカドルの場合に1ドルにつき、往復2円の手数料だったことです。
1ドル100円で買って、1ドル100円で満期を迎えたとすると、買う際に101円、満期に手数料を引かれて99円となりました。
ですから、外貨預金は、短期の預金ではいくら金利で稼げても手数料によってあまり稼げない状況でした。
またもし買った時と比較して満期時に大幅な円高になったりすると、元金割れしてしまいます。外貨預金という名前から、元本割れしない安全な商品と思い込んでしまう人が多いと思いますので、気をつけてください。
一方で、2年以上、5年あるいは10年などの長期の預け入れができるのならば、金利が相当付きますので、元本割れリスクも減り、大きな戻りが期待できることもあります。
気をつける必要があることは、金利は国によって違い、また毎日変動しているということです。為替との兼ね合いもありますし、先日のアメリカのリーマンショックのような、予期せぬ出来事で大きく変動することも考えられます。
また銀行によって取り扱っている内容も違っています。外貨預金の高金利という魅力に少しでも興味があったなら、銀行でじっくりと説明を受けて、自分に合った外貨預金を探すことが大切です。
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