先物取引の中で主なものを取り上げて説明してみたいと思います。先物取引に金、原油、大豆、コーンなど各種あるのは知っている人も多いと思いますが、個々の詳しい内容について押さえている人は少ないと思います。
それでは、先物取引の中で、金先物について解説します。金の取引には、現物取引と先物取引の二つがあります。金先物は、何ヶ月か先の価格に対して予約して取引します。
そこで、実際に決めた予約日の時に、価格が下がっていても上がっていても、決めた価格で取引されます。取引は、買いと売りの両方可能で、先に買い付けを行って、上がった時に売る、買いから入るものと、その逆に先に売って、後から買い付ける、売りから入る方法があります。
買いに関しては買い付け時の価格より上昇すれば売却益が出て、逆に、売りについては売ったタイミングよりも価格が下がれば利益となります。それぞれ反対のケースでは、損失となります。
金先物が、他の先物と大きく違う点は、最初に支払う証拠金が実際の金の取引の金額よりも少ない金額であることです。もし、現物取引で1kg320万円ほどの資金が必要だとしても、先物取引では、最低12万円ほどで取引することが出来ます。
金先物を取り扱っているのは、国内では東京工業品取引所です。海外では、ニューヨークのCOMEX、ロンドンでは、フィキシング、中国では香港や上海、それにオーストラリアではシドニー、スイスのチューリッヒなどで取引されています。
東京工業品取引所で金価格はオープンに決められています。また、金の先物取引に特徴的なのは、金倉荷証券を発行して、金地金を保証するようになっていることです。この証券や金は、倉庫会社が保管するので、金先物を取引するには、この倉庫会社に対して、保管料を支払わなければなりません。
もしも、この倉庫会社から金を取り出すには、年間一kg9000円の保管料と、手数料300円が必要になります。金価格が上昇する原因は、さまざまあると思いますが、主なものに、金の需要の増加、金産出国での非常事態発生、不況による株式市場暴落などがあります。よく言われるのは、不況時に金などの現物が強くなる、ということです。
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